現代の視力回復

 ※この記事は医学知識のない私が自分の経験と知識を元に書いたものであり、信頼性は皆無です。ここに書かれている内容のすべてについて筆者である私は一切責任を取りません。

 ベイツ理論、ヘルムホルツ理論

 ベイツ理論は、外眼筋によって水晶体と網膜の距離を変化させることでピントを合わせている。という考え方。
 ヘルムホルツ理論では、内眼筋によって水晶体の厚みを変化させることでピントを合わせている。という考え方。

 これはカメラとレンズの関係に似ている。昨今のレンズ交換式のカメラはレンズにピントを合わせる機構がついている。レンズ内部でピントを合わせる。フィルムとレンズ取り付け位置の距離(フランジバック)は変わらない。
 内眼筋が水晶体を変形させる。網膜と水晶体の距離は変わらない。というヘルムホルツ理論に似ている。
 ここでMamiyaRB67というカメラを紹介したい。MamiyaRB67はレンズ交換式カメラだがレンズにはピント機構はついていない。カメラ本体にレンズとフィルムの距離を調整する機構がついている(古いカメラに蛇腹がついているのを見たことがある人も多いと思う。アレがまさにそれである)。これは外眼筋によって水晶体と網膜の距離を変化させるというベイツ理論に似ている。

 では、我々の目はどうなっているのだろうか。

 私は、この両方を使っていると考えている。遠くを見る場合には、内眼筋が水晶体を変形させピントを合わせる(ヘルムホルツ理論)。この時外眼筋はあまり使われない。近くを見る際には水晶体の変形だけでは追いつかない。外眼筋が眼球を変形させ(ボールを握りつぶしてラグビーボールのように変形させると想像する。)網膜と水晶体の距離を広げる。これで近くを見ることが出来る。

 では、近視とはどういう常態なのか?諸説ある。

 1.成長に合わせ体が大きくなるにつれて水晶体と網膜の距離が遠くなる。水晶体のピント合わせの範囲では遠方にピントを合わせることができなくなる。という説。この説は近視の多くの人が、成長期にどんどん目が悪くなっていくという状況を説明できる。また、近視を治すことが困難であることも想像に難くない。一度大きくなったものを小さくするのは難しいだろう。私はこの説を信じている。しかしこの説を信じてしまえば近視を治すことが難しい。となって面白くない。できれば希望を持って日々を暮らしたい。

 2.外眼筋による眼球の変形が長時間行われる(近くを長く見続ける)事で外眼筋が凝り固まってしまい力を抜くことができず変形したまま元の形状に戻らなくなってしまう。結果的に水晶体と網膜の距離が広くなったままになってしまう。それならば、外眼筋の力を抜けるような事をすれば近視は治るのではないか。これがベイツ理論による視力回復の説明である。
 ベイツ理論を元にした視力回復トレーニングは多数ある。私も20年ほど前に2度も1万円以上もする似たような教材を購入した。治ったか?治らなかった。
 ベイツ理論のトレーニングは凝り固まった筋肉をほぐすために外眼筋を動かすトレーニング(エクササイズ)が行われる。(詳しくはググって下さい。)
 肩こりの人が運動をしたからといって、肩こりが治るだろうか?運動してその筋肉を使うよりも、筋肉を使わないほうが、肩こりから解消されるのではないか。
 おそらく、そんな考え方に通じるのが「視力回復 脱力法」です。その方法はググって下さい。

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 脱力法は、ベイツ理論、ヘルムホルツ理論、両方からのアプローチとなります。ここで言う脱力とは外眼筋を全く使わないようにする。ということ。そして外眼筋を使わず内眼筋の毛様体が水晶体を変形させる力でピントを合わせようとするものです。
 普段から、モノを見る際に外眼筋をリラックスさせ、できるだけ内眼筋だけのアプローチでモノを見る癖をつけてしまえば、少しずつ少しずつ目が良くなっていくという考え方です。外眼筋を使うことで少しずつ少しずつ目が悪くなっていった逆を行くのです。
 ベイツ理論を元にしながらベイツ理論のトレーニングの逆を行く。「視力回復 脱力法」は面白い方法だと思いました。

 昔からガリ勉の人はメガネをかけているという印象があると思いますが、本をたくさん読むことは近くを見続けることでまさに外眼筋を鍛えてしまうということになります。近くのものを長い間見続けることが近視に結びつくことを説明できます。

 ここで1点、仮説を述べたいと思います。

 モノを見る際に
 輪郭情報に重点を置くと、外眼筋を使い、
 その表面の素材感に重点を置くと、内眼筋を使うのではないか。

 PC画面、文字の描かれた紙、など輪郭のはっきりしたものを見る際には外眼筋を使う。
 布の表面などの細かい感じを見るとき(もちろんある程度離れた場所で)には内眼筋を使う。
 
 ある程度遠くの、山の風景をぼんやり見る。というのが効果的であることが説明できます。しかし遠すぎる山の風景を見ても何の意味もない。数百メートル先の、木の一本一本が見えるか見えないかくらいの山の木々をボンヤリと眺めるのがいいでしょう。
 速読をすると視力が良くなる。という話もこれで説明できます。文字を形としてではなくページ全体を「パッ」と見る。遠くの山の木々を見るのに似ています。内眼筋を使うアプローチなのだと思います。

 遅筋と速筋という話に似ていると思いました。名前の通り早く動かすのに使う筋肉は速筋ですが、これだけを鍛えても体を速く動かすことはできない。実は遅筋を鍛えると体を速く動かせるようになる。太極拳というのをご存知だと思います。ものすごくゆっくりと拳法の型を練習しているのを見たことがあるかと思います。あれは「速く、正確に」動かすための訓練なのです。また、ギターの超速弾きで有名な方々が揃って「ゆっくり弾くこと」が大事であることを言われるのも同じ事だと思います。エリック・クラプトンの速弾きは「スローハンド」と言われるのをご存じの方もいるかも知れません。

 「視力回復 脱力法」は、もう少しはっきりと体感できるようにトレーニング方法を完成させれば、多くの人の視力を回復させることが出来るのではないかと期待しています。今のままでは、一番教えてあげたい子供たちにうまくその方法を伝えられない。

 視力回復がもう少し、現実的な方法として確立されることを願ってやみません。

 私の視力は両目とも0.02くらいです。要するに視力回復できてないということです。