「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解 読みました。

 この本はタイトル通り、村上春樹の短編「かえるくん、東京を救う」の英語版と日本語版を比べながら、どのように英語翻訳されたのか詳細に説明されている本です。
 村上春樹の長編は全部読んでいるのですが、短編はいくつか読んだことがある程度で、この本は未読でした。
 見開きの左ページに英語版、右ページに日本語版が書かれており、その見開きに対して4〜6ページくらいの解説が書かれています。
 私の場合は先に右ページの日本語版を読んでから、左ページの英語を読むようにしました。こうすると英語版が私の英語力を超えてすんなりと頭に入ってきます。あぁ、こういうのを多読すればもっとすんなりと無意識的に英語を身につけることが出来るんじゃないかと思いました。それくらい楽しく読めました。
 しかし、この「かえるくん、東京を救う」は面白かったです。おそらく通常の日本語版を読んでいたらさらっと流して終わりだったと思います。この本のおかげでものすごくゆっくりと短編を読むことが出来て、じっくりと味わうことが出来たように思います。
 しかし、解説がものすごい分量で書かれているんですけど、凄いんですよ。そこまで文法を細かく分析する必要があるのかと。逆に、こんな感じで日本語版の解説を行うことは出来ないのではないか。不可逆なものである気がしました。

村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解
村上春樹「かえるくん、東京を救う」英訳完全読解