なんだか最近インターネットがおかしい気がする。

 「ググレカス。」常識的なことや、基本的なことはgoogleで検索すればわかるだろう。って言う意味だ。
 確かに、そうだった。数年前までは。
 この世界のことはほとんど検索すればわかる。そんな風に錯覚できるくらいになんでも検索できた。

 しかし、ここ最近、検索しても自分の知りたい情報が見つからない。
 検索の仕方が悪いのか。いや、違う気がする。

 私は多趣味な人間なので、なにかに興味が湧いたらすぐに検索して、その情報を得ることが出来た。
 なにかに入門するなら、インターネット上の情報だけで大抵のことに入門できた。

 私は2年前に洋裁を始めた。いろいろ検索してみたが、これと言って情報は見つからない。本屋には洋裁の本が溢れているのに。
 最近、オーディオのアンプや真空管などについて検索するが、出てくる情報が少ない。オーディオを趣味とする人は多くいるはずだ。
 
 インターネット上の情報が消えている。そんな気がする。

 かつて、インターネットには情報が溢れていた。それらの情報は商業的な本を駆逐していった。
 本はなくなっていった。
 テレビもその役割を終えようとしている。
 そして、今、インターネット上の情報が消えていっている。
 
 これから先、我々は情報を得る手段をなくしていくのではないだろうか。

  こんな話を聞いたことがある。
 とある街に大きな商業施設が出来た。
 そして地元の商店街が消えてしまった。
 数年後、その商業施設が撤退。
 そして街には何もなくなってしまった。

 インターネットも、そんな未来が見えつつあるように思う。

 インターネット上の情報はなくなっていく。ホームページ、ブログ、といったようなボランティアでみんなが書き残した情報は、無料サーバの新陳代謝とともに消えていく。

 そして何もなくなってしまう。